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経済学部キャリア・デザイン支援プロジェクト

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ワークライフバランスの視点からみた働きやすい会社選び

働く前に、学生時代にしておくべきこと

-就職に悩んでいる学生に、キャリア・デザインのうえでのアドバイスをお願いします。

【藤波】

制度が整っている会社を選ぶのはもちろんだと思いますが、その制度を活かすのは従業員です。「働きやすさ」とは、働く側も一緒に作っていくものだと思います。
この数年、企業は大変化のまっただ中にいますから、多少の混乱はあって当たり前です。もし選択を間違えても、若いうちはまだ軌道修正もききますので、失敗を恐れずに自分のしたいことに挑戦してみるといいと思います。


【西岡】

やはり現実的に、人生のある時期に時間的な制約が大きくなるのは女性のほうです。転職せざるを得ず、ライフステージに合った会社に次々と移っていくという人が増えています。ただ転職は本人もストレスですし、能力開発の面からも不満足で「どうしてここに行き着いてしまったんだろう」と悩んでいる女性が多いようです。
それを避けるためにも、自分の将来はどうなるかわからないけれど、「ワーク」も「ライフ」も、あらかじめ自分の考えをもっておくことは大切です。本人がどうしたいかわからないのでは、会社もどうすることもできません。「自分の考えをもつ」ことが、学生が一番最初にできることだと思います。
最近企業はホームページなどでかなり詳しく情報を出しているので、「自分はこうしたいから自分に合ったこの制度のある会社を選ぶ」というようにすればいいのではないでしょうか?


【木谷】

まずは「働くってそもそもなんだ?」ということから考えてみて欲しいと思います。「働く」には、有償の労働と無償の労働があります。企業に入って働く=有償の労働のほうがワンランク上で、家庭や地域での労働は格下だというものの見方になってから、家庭や地域の役割がすごく弱められた社会になってしまっている。無償の労働がいかに尊いものがあるかを個人も社会も忘れてしまっています。
そこで、逆説的な提案ですが「まともな一市民・一消費者の感性を、そのまま企業に持ち込んでほしい」。ふつうは会社に入ったら学生気分を一掃しなきゃと覚悟すると思いますが、全く逆です。企業はこれから社会的な存在に変わっていかなければなりません。そのためには学生の感覚をもちこんで、企業を変えていくことが必要です。
ただし経済成長モデルはいまだ根強く、企業社会もまだまだ手強いので、なめてかかってはいけません(笑)。


【藤波】

これから就職しようとする人たちは昔より恵まれていますが、あまりに情報が多すぎるために、かえって悩んでしまうのではないでしょうか?
悩んだときには、例えば家族との会話を大事にしてみてはと思います。同世代で子育てと仕事をしている人をみると、やはり実家の支援を何らかの形で受けている人が多いです。「こうしたいから将来協力して」等々と両親と日頃から話し合って、理解を得ておくといいのではないでしょうか?


【西岡】

自分が何をしたいのかを一人だけで考えていると、迷走してしまいがちです。ひとに相談するのをかっこ悪いと思わずに、親や兄弟、先輩はもちろん、カウンセリングルームなどの新しい仕組みを積極的に利用してほしいと思います。


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